サナギカメラ

自主制作写真集

コミックマーケットが2年ぶりに開催されました。
自分たちの輝きを多くの人に知ってもらえるのは嬉しいことです。
次回夏コミは規模縮小ながらも、1日10万人(最大)で2日間の開催予定だそうです。
自分もコミケでの活動を再開しようと考えています。
ここでは、僕の制作してきた過去作を紹介します。

作品紹介

WONDERCHILDREN

WONDERCHILDREN
WONDERCHILDREN(2005)コミックマーケット68
こどもの頃に引き出しの中に入れていた宝物。
キラキラのシールや、ガチャガチャのおもちゃ。
引っ越しのたびに親に捨てられてしまった、たいせつなもの。
柔らかいもの、ふわふわしたもの、手触りの良いもの、
名前のついていたぬいぐるみ。香りのある文房具。
もう一度戻ってきたら良いな。時々思う。

こどもの日

こどもの日
こどもの日(2007)コミティア80
人は変わる事が出来る。だとしたら、こどもである事も選択した生き方であろう。

SNG-2007

SNG-2007
SNG-2007(2007)コミックマーケット73
思い出のアルバムを捲るように既視感を撮影する事についての考察。
撮る主体である撮影者のアイデンティティが客体に剥奪される自我についての考察。
ドットアートとモザイクにおける補間された像についての考察。
球体と箱型、水平と垂直についての考察。
眼鏡、歯列矯正、ニーソックスにおける身体とモノの交差についての考察。
など、
12の写真群と写真論。

彼岸列車

彼岸列車
彼岸列車(2008)コミックマーケット74
何故写真を撮るのか…。
真実生きるとはどういう事か…。
生まれなければ嫌な思いをせずにすんだ…。
自分の作品に繰り返される「母親殺し」の主題についての探求。
写真と死についての探求。
亡き父に捧げる叙情。
自らによる、「田園に死す」。

SNG-2008

SNG-2008
SNG-2008(2008)コミックマーケット75
復讐心の諦め。
理想と美化への願望との別れ。
思春期の終わり。
再生と癒やしの兆し、永遠と一体となる事への予感。
さあ、世界へ。

エディプスの白と黒

エディプスの白と黒
エディプスの白と黒(2009)コミックマーケット76
セーラー服に袖を通した三人の女性の作品集。
水兵の服を来た女性に見いだす異性への投影。同一視。
塔と穴。箱入りの娘。箒にまたがる女性の象徴。
無意識と潜在意識の中の女性像をめぐる詩的作品。

我が世誰ぞ常ならむ

我が世誰ぞ常ならむ
我が世誰ぞ常ならむ(2011)コミックマーケット80
諸行無常。
(行とは集合的無意識を含む現象であり、
写真「真」とは撮影者の集合的無意識の自己開示に他ならない。)
世の中に我が物とては無かりけり身をこそ土に還しけれ
色即是空空即是色

AMPERSAND

AMPERSAND
AMPERSAND(2013)コミックマーケット82
AMPERSAND(アンパサンド) 【…と。】
A,B,C,D,,,,X, Y, Z, and ampersand,
All wished for a piece in hand,

義屋満の水面に映る月に君の面影を見た

義屋満の水面に映る月に君の面影を見た
義屋満の水面に映る月に君の面影を見た(2014)コミックマーケット86
表題 : 被写体

・薔薇水晶 : 真紀
・わたしの中のあなたよ早く死んでください : 風菜
・煙となす : sena
・岬の彼方、深い海の色、入り江の向こうで妹に会った… : ca
・千日紅 : 柚子
・あした海を振り向けば波の音が蘇るかもしれない : nina
・治癒夢 : ナマダ

ASYL

ASYL
ASYL(2020)#エアコミケ99
"先生と私は、井戸を覆うスイカズラの香りに誘われ、その方向へ小道を歩いていった。
誰かが井戸水を汲んでいた。先生は、私の片手をとり水の噴出口の下に置いた。
冷たい水がほとばしり、手に流れ落ちる。
その間に、先生は私のもう片方の手に、最初はゆっくりと、
それから素早くw-a-t-e-r と綴りを書いた。
私はじっと立ちつくし、その指の動きに全神経を傾けていた。
すると突然、まるで忘れていたことをぼんやりと思い出したかのような感覚に襲われた
感激に打ち震えながら、頭の中が徐々にはっきりしていく。
ことばの神秘の扉が開かれたのである。
この時初めて、w-a-t-e-rが、私の手の上に流れ落ちる、このすてきな冷たいもののことだとわかったのだ。
この「生きていることば」のおかげで、私の魂は目覚め、光と希望と喜びを手にし、
とうとう牢獄から開放されたのだ!
もちろん障壁はまだ残っていたが、その壁もやがて取り払われることになるのだ。
 井戸を離れた私は、学びたくてたまらなかった。すべてのものには名前があった。
そして名前をひとつ知るたびに、新たな考えが浮かんでくる。
家へ戻る途中、手で触れたものすべてが、いのちをもって震えているように思えた。
今までとは違う、新鮮な目でものを見るようになったからだ。
家の中に入るとすぐに思い出したのは、壊した人形のことだった。
手探りで暖炉のところまでたどり着き、破片を広い上げる。
もとに戻そうとしたが、もうもとには戻らない。
目は涙でいっぱいになった。何とひどいことをしたのかがわかったのだ。
この時、私は生まれてはじめて後悔と悲しみを覚えたのだった。"

「ヘレン・ケラー自伝」より 新潮文庫(小倉慶郎 訳)
ご覧いただきありがとうございます。

代表的な作品を紹介しました。
見ているつもりで、見えていないもの。
写真に映るものを詳らかにすると、自分の自覚していなかった暗い部分が多い事に気付きます。
認識の解像度を上げ、撮ったものの意味に気づくと反省させられる事があります。
反省の時間が多いと苦しい時間が続くものなので、自分探しのような事はしなくて良いです。
楽しむ事がなによりも大事だと思います。

思うのですが、撮影者が写真を撮るのは、その対象に興味があったからではないでしょうか。
その対象の事が見たくて見たくてしょうがない。
好きで好きでしょうがない。知りたくて知りたくてしょうがない。
目を離さずにはいられない。
心に従って、撮った写真は、もうその真実が写っていると思います。
写真がブレていたのはその時自分が笑っていたから。
それで、何が悪いのでしょう。

心のまま、心に従って、自分の心から見た自分の眼差しの写し身。
撮った写真とは一生付き合う事になるので、10年、20年…
変化しない決定した過去をずっと見つめて物思いに耽るうちに、
ある時、急に降ってきた雨の雫に触れたように新しい知見に至る事があります。
思う時間が長いほど、新しい気付きの喜びは大きく、
自分の知的体験の深さとは、研究・学問の領域である事に気付きます。
体験を通して、知を得る行い。この喜び。学ぶことの楽しさを共有出来ましたら幸いです。
あなたの中にもこのような喜びがあると思います。

いっしょに作品をつくりませんか?

サナギカメラは2022年8月に開催されるコミックマーケット100に申し込み中です。
まずは当選する事からスタートです。
サナギカメラでは共に活動してくださる被写体の方を募集しています。

見えない、明るく輝く存在を思う時、あなたは輝いています。
そんな思いを撮りませんか。

2022年3月吉日 サナギ
あなたのキラキラを教えて(googleフォーム)
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